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2015年12月21日月曜日

わたしたちのハアハア

下高井戸シネマにて

北九州の女子高生四人が、好きなバンドのライブのために東京まで行くロードムービー

2015年12月11日金曜日

2015年12月10日木曜日

水木しげるの古代出雲

水木しげる
角川書店、2015年

出演したいテレビ

唯一出演したいテレビは「ウチくる」だ、と知り合いが言っていた。
自分のゆかりのある店や好きなお店に訪問しつつ、様々なエピソードを話す番組だ。
毎回お約束で、ゲストの身近な人のサプライズ登場がある。

私にとっての出演したい番組は何であろう。
できれば、演出など裏方に徹したいところではあるが、
「情熱大陸」なら、自分を世間に売り込むのにちょうどいいかもしれない。
だが、実力もなにもないのがバレバレになってしまうので、
「ザ・ノンフィクション」あたりで、ドキュメンタリーとして撮ってもらうのがよいかもしれない。
ただ、職業的にも人生的にもテレビ的に画になる要素がほとんどない。
となると、「サラメシ」あたりで私のお手製のお弁当を披露するしかない。
私は最近、お弁当男子である。
米を2合くらい、曲げわっぱに盛っているだけ。
当初は鮭フレークもいれたりしたが、今は米だけ。
何か一品くらいあったほうがいいよ、とよく言われるが、
一品は天下一品だけでいい。

私のお弁当は白米だけ。
私は、ブレない。

2015年11月29日日曜日

街道をゆく 南蛮のみちⅠ

司馬遼太郎
朝日新聞出版、2009年

ザビエルの本名
なお、ザビエルはバスクの生まれ
p36
フランシスコ、ジャッコア、アスピルクエルタ、イ、エチェベリーア

闘う区長

保坂展人
集英社、2012年

2015年11月23日月曜日

ライン

村上龍
幻冬社、2002年

何とういうかすごい小説だった。
捉えどころがないんだけれども、隙がない。

2015年11月21日土曜日

2015年10月26日月曜日

2015年10月17日土曜日

パリ備忘録

10月9日(金)〜16日(金)

【飛行機】
AIR FRANCEのムービーはおしゃれ(水原希子に似ている人が出演していた)。

【パリ】
路上喫煙が多い。
英語は普通に使っている。
フランス語は全く聞き取れないし、書いてある文字でも発音がよくわからない。
建物と建物の間にはスキマがない。
電柱がない。
ルーブル美術館は平日でも入り口が混んでいる。
中も混んでいる。モナリザは特に。
オルセーは広々としていていい。さすがは元駅舎。
地下鉄は便利。
一回間違えて、一度使った切符を入れてしまった。ゲートが作動せず、もう一度トライしたら普通に入れてしまった。
地下鉄も一度ゲートを通過すれば、出口は切符不要なことが多い。
てか、結構ただ乗りできるようだ。
後ろにピッタリくっついて入り口を通過したり、出口から侵入したりする不届き者が散見された。
一人歩きした時、Wi-Fi使えないと不安、多言語表記がないと不安になる。

【モン・サン・ミッシェル】
モン・サン・ミッシェルは遠くから見ると感動する(自分史的にはインドのタージ・マハル以来の感動)。
中に入ったら、そんなに感動しない。
羊さんたちが遠くでたくさん放牧されていた。
モン・サン・ミッシェルを結ぶ道のいろとバスの側面の色が木の色あせたみたいな色で統一されていた。

2015年6月27日土曜日

成長する図書館

 「図書館は成長する有機体である。」インドの図書館学者・ランガナタンの言葉である。私には、図書館は本を借りるところ、静謐で学生が黙々と勉強しているところといったイメージしかなかったが、どうも様子が変わってきているらしい。
 「住みたい」とまで言われる図書館(「武蔵野プレイス」)など、日本各地の新しいタイプの図書館を『つながる図書館』(猪谷千香、筑摩書房)は誕生の背景を踏まえて紹介する。カフェの設置や書籍の販売など、TSUTAYAを経営するCCCと組んで話題になった佐賀県武雄市立図書館も登場する。同県において、「市民の図書館」として長年親しまれている伊万里市立図書館との比較で紹介されており、図書館と市民の関係について考えさせられた。昨今の図書館事情を概観でき、かつ日本各地の魅力的な図書館を知ることの出来る一冊だ。
 『TOKYO図書館紀行』 (玄光社)は、都内の魅力的な図書館について紹介している。行政が設置する公立図書館だけではなく、民間が設置する私立図書館や、雑誌に特化するなど特定分野に強い専門図書館などさまざまな図書館の種類があるのも東京の面白さである。本書をガイドブックとして図書館巡りをしたくなる。
 しばしば図書館は「無料貸本屋」と揶揄されてきた。こうしたことから、貸本業務を中心とした「教養施設型」のみならず、地域のための「課題解決型」を謳う図書館も現れている。『未来をつくる図書館』(菅谷明子、岩波書店)はニューヨーク公共図書館のビジネス支援などの取組を紹介する。ゼロックスのコピー機は同図書館から生まれたといわれるように、市民が夢を実現するための「孵化器」としての役割を果たしてきた。図書館の可能性を感じさせ、日本の図書館業界にも刺激を与えたという一冊だ。
 成長する図書館に対して、利用者側もまた成長しなければその効用を十分に享受できない。『図書館に訊け!』(井上真琴、筑摩書房)では、利用者目線による活用方法を解説する。そもそも図書館は馴染み深い施設であるものの、活用方法については知る機会があまりなかったのではないか。本書では図書館を賢く利用するための「お作法」や知っておくと便利な「業界用語」について、大学図書館職員の著者がユーモアを交えた文体で紹介している。
 鳥取県には県庁舎内に図書室があるという。それは、職員の福利厚生のためというよりも、職員が主体的に事業の施策立案するため、必要な情報の収集や活用支援を実施し、行政サービスの向上を後方支援することを目的としている。いわば、分権時代における「知の拠点」としての機能が図書館に求められているのである。図書館は単なるハコモノではない。時代や地域に応じて成長を遂げ、人々の教養を高めるとともに社会的課題の解決にも貢献する知的インフラである。

2015年5月16日土曜日

2015年2月28日土曜日

2015年2月4日水曜日

幸福をもたらす社会とは(書評)

 「市民の幸福は諸君の努力によってもたらされる。」東京市長であった後藤新平の職員に向けた言葉である。昨年、舛添知事の就任挨拶の中でも引用された。では、われわれ行政職員が住民に幸福をもたらたすにはどう努力したらよいのであろうか。
 まず、政策と幸福との関係はどのようなものであろうか。『幸福の研究』(デレック・ボック著、土屋直樹ほか訳 東洋経済新報社)は、「揺籃期」とされる幸福研究のこれまでの知見や意義、議論を整理するとともに、政策対応の可能性について論じている。「政治・行政の質や国民の公職者に対する信頼と信用」が幸福をもたらしていることを明らかにするなど、示唆に富む一冊だ。
 日本の47都道府県を対象にして幸福度をランキング付けする試みもなされている。『全47都道府県幸福度ランキング 2014年版』(寺島実郎監修 (一財)日本総合研究所編、東洋経済新報社)では、60の指標を用いて、それぞれの都道府県の「強み」「弱み」を明らかにしている。特徴は、「幸せと感じるか」という主観的な調査ではなく、客観的なデータを指標としているところだ。なお、ランキングでは、一位は福井県であり、東京都は二位となっている。
 それでは、福井県はどのような社会なのであろうか。『希望学 あしたの向こうに』(東大社研、玄田有史 編、東京大学出版会)は、福井を「希望」という切り口から調査する。印象に残ったのは、女性の就業率及び出生率の高さが示すように、福井には「(仕事と出産の)両立を支える社会環境」が整っていることである。とはいえ、管理職の女性比率に関しては全国平均を下回り、また家事や育児について積極的に関わっていない現実があるなど課題も見られる。
 福井県が示唆するように幸福度の高さの要因の一つに男女共同参画社会がある。さらに推進していくためにはどうしらたよいのであろうか。『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』(シェリル・サンドバーグ著、村井章子訳、 日本経済新聞出版社)の主張はシンプルで、「多くの女性が権力のある地位に就く」ことである。その実現には、社会で築かれた障壁に加えて、女性の心の中にある障壁を打ち破ることが大切であるという。本書では、Facebook社の最高執行責任者というビジネスの第一線で働く著者自身が直面した体験に加え、統計データや研究成果を援用して「障壁」を考察し、対策を述べている。
 社会における幸福研究はフランスなどでGDPを超える新たな指標作りのために進められた。もちろん経済と現代の生活は密接に関わっており、幸福研究は一概に経済成長を否定するわけではない。それは、大きな経済成長を見込めない成熟社会において、政策の効果を最大限にしようという一つの知恵である。こうした新たな知恵を参照しつつ、努力の方向性を見定め、住民に幸福をもたらす社会の実現に私も貢献していきたい。