ページ

2008年11月19日水曜日

川崎和男特別講義

@多摩美術大学

橋本駅からバス。
閑静なキャンパス。

会場。
壇上にはシルバーのMac(Mac Book Pro)。
背面のアップルのマークがドットぽくなっている。

講演が始まる前、「後ろへすわっているやつは前に来い」との多摩美の教授の体育会系的なノリにびびる。
「後ろに座っているやつはデザイナーから逃げてんだよ」とつっこむ川崎和男。
聞けば、今日は一年に一回の川崎和男の特別講義らしい。


プレゼンテーションの極意なる本まで出している川崎和男。
最初は自己紹介ビデオ。
PVのようだ。

経世済民。
欲望の刺激装置、デザイン

役に立たない学問。
心理学。
栄養学。

衣食住→文明
から
医職趣→文化


イノベーション
シュンぺーター
「社会階級論」→資本主義文明崩壊する。


三つの「答え」
Topics Reply 応答
Question Answer 回答
Problem Solution 解答

緒方洪庵 今の阪大医学部に繋がる適塾を作った御仁。  ※手塚治虫の陽だまりの樹を又読もう。
「人の為めに生活をし、己の為めには生活せざるを医業の本体とする」

太田光、村上隆は映画をやる。
川崎和男は映画以前のことをやる。
映画じゃ胃がんの患者は救えない。
徹底的な現実的有用人を目指しているのだと思った。

岡倉天心
「美しいモノと生きれば、美しく死んでいくことができる」



夏目漱石は確か、文学で生きていくことを決めたときに徹底的に無用の人になることを決めた。
川崎和男は徹底的に有用の人を目指している。
いかに役に立つか、いかに世の中を変えていくか。
その点、川崎和男という人間には政治的要素がある。
しかし、そこには美しさ、かっこよさがある。
機能美がある。

講演後、ファン根性丸出しで、著作にサインもらっちまった。
ペン習字一級の腕前と本で言っていたので気になっていたのだ。

0 件のコメント: