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2008年4月30日水曜日

デスノート(映画)

ゲーム的
オタク世界

オタク的欲望のカタルシス

前編後編 長いよ

2008年4月26日土曜日

長野聖火リレー


ジャーナリスト宣言したゆーじ君と一泊二日旅。
北京五輪の聖火リレーIN長野をめぐるチベット側デモと中国人の対応を見るのが目的。

朝五時半から昼十一時までずっと街中で観察。

結果、お祭り気分にも似た騒然とした雰囲気だったが次第に俺は冷めていった。正直、来てた人達は騒いで欲求不満を解消しようとしてただけにしか見えなかった。政治は利害関係調節にすぎない。正解はない。利害関係を伴わない政治論は水掛け論になるだけで退屈だ。


あと本当に何かを訴えたければ、心の底から感動し、身体を張って行動し、相手に理解させるために必死にもがき苦しまなければならないと思った。



[印象に残ったこと]
行きのヒッチハイクでちょうど聖火リレーに向かう中国人父子三人の車に同乗。
これ以上はないと思える一般的中国人の国家観・対チベット政策観を語られ、聴き入る。
なるべく政治には触れまいと思っていたが、このタイミングでこの手の話を聞けてしかも会って間もなくあちらから話されたのは新鮮であった。
中国人は自国に誇りをもち、歴史を学び、しっかりと語ることができる。
歴史認識はともかく、である。

2008年4月24日木曜日

聖☆おにいさん1

キリストとブッタが立川でルームシェアするギャグマンガ

俺は非情勤

東野圭吾

小学生向けに書かれたミステリーの短編集。

文学部唯野教授

筒井康隆


唯野教授の授業で今更ながら「異化」について理解した。
大学の権力構造を茶化してて面白かった

2008年4月23日水曜日

おいでおいでぃぷす

作・演岩井秀人

夜は短し、恋せよ乙女(マンガ)

森見の原作をマンガ化。

よくわかってはいないのだが萌系の画風。
当然うけつけない。
内容がうすべらっすぎる。キャラの単調さ、お約束だらけの展開。

森見の素晴らしさはこうしたゲームめいた世界観を異化する「文体」にこそあるのだろう。
そして読者の想像力を喚起するところにより、妄想めいたおかしみが出るのではないか。
その点を理解しないでメディアミックスだかしらんが安易にマンガにしやがった角川は何を考えているのだろうか
商品としてしか考えていないのだろう

無題

この一週間ニート生活をしてみた。
23の春。
浪人時代を思い出した。
時間が有り余る。
人と出会わないから内にエネルギーがこもる。
つながりがないと本読んでてもなんか自己完結。
私にとって本を読むのは将来何かに役立ててやろうという意識で読むのだが、それが無意味に思えてしまった。
張り合いがない生活。
でもやたら寝てしまうのはなぜ。
ベットで寝ると目覚ましが効かなくなったよ。
なんでもできる不自由さ、何者でもない不自由さ。



ドラマ情報
パズル…石原さとみがこんなにチャーミングだとは知らなかった。女っぽい表向きの顔とつめたい裏の顔の使い分けが絶妙。トリックの脚本家なので、ストーリーはゲーム(RPG)的でオチまでは最高に面白いが、オチのひどさといったらない。つじつま合わせにもなってない。殺された人が報われないよ

瞳…榮倉奈々がかわいい。ただのファン。西田敏行がいい味出してんだ。バンダナから出てる。脚本はNHK的べた。子供がバカ正直すぎの大人から見た子供像をそのまま描きやがってひねれよ。純粋な少女が迷いながらも少しづつ成長していくってのは朝の連ドラの典型なのかね。「ちゅらさん」が大好きな自分からするともうこの展開はいいよって感じ

バッテリー…ふざけんな!野球なめんなよ。ピッチャーの球が速すぎて取れないだと?中坊でそんなやついねえよ。プロでもいねえよ。いきなり投げんな!アップしろよ。自己管理ができない時点で二流なんだよ。しかもこいつ親に全然感謝してねえじゃねえか。誰のおかげで野球できてると思ってんだ。なんて俺が絶対言わないようなことまで言わせてしまうほどくだらなすぎる野球ドラマ。女のあさのナントカってやつの小説がくだらねえからこんなことになってんだよ。

週刊真木よう子…初回は三浦大輔が脚本書いていて、やっぱり会話のリアルさったらないの。真木よう子の巨乳、体張った演技も見れちゃっていい意味でテレビドラマっぽくないとこがいい。どっちかっていうと映画的な映像なんだけど、メリハリのある展開がテレビにあっている。って偉そう。第三は筋子女っていうこれ以上内ひどいB級Vシネパロっちゃったりして実験的。一番楽しみなのがこれ

七人の女弁護士…第一話だけ観た。釈由美子がかわいかった。鈴木亜美が出てた。法廷で事件の謎解きするって遅くない?毎回冤罪になっちゃうけどいいの?


口が悪くなってる。感情的だ。自意識過剰になっている。自分を差し置いた上での無責任な発言たち。これもニート生活のせいか。あとで読んだら恥ずかしいだろうけど記念にとっておこう。恥を忘れたらお終いだ

2008年4月22日火曜日

デトロイト・メタル・シティ1‐4

若林公徳

つぼにはまった。
笑いが細かい。
ぼけの画にインパクトがある。
すました感じがにくい。
そしてとりまき(ファン)のツッコミのうまさ
高田文夫並に人をのせるのがうまい


仮面と素顔というまさにシェイクスピアやコメディアデラルテを彷彿とさせるコメディの王道ではないか。
特に四巻のスカトロメタルんとこは、何度も吹き出しそうになりこらえるのが大変だった

あとさりげなく巻末の予告編がすごく面白い

コントロール

シネマライズ


予備知識無しで見た
映画としても伝記としてもイマイチ
だいたいカリスマを演じるってのに無理はないかい
「ドアーズ」って映画もそうだったけど

真似してなんとかなるもんじゃないんだから
歌うな
お前がヒーローになれるはずがない。

時間軸なぞるだけの伝記だったら最悪だと思ってたらそのままだった
予め知ってたなら違ったんだろうけど、主人公の心情に全く入っていけない
見たままだと、テンカン持ちが浮気して悩むってだけのくだらねえバカヤローじゃねえか。
久しぶりに心の底から腹の立つ映画だった

もやしもん1−6

石川雅之

農大が舞台で菌というマニアックでアカデミックな分野が新鮮。
「発酵は力なり」っていう小泉武夫っていうおっさん(確か東農大教授)がやってたNHKの番組が思い出される
(いい意味で)教養漫画って感じ。
ストーリーがイマイチなのが玉にキズ


余談
漫画読むのに時間がかかる
大変疲れる
この一週間で50冊読んでいる。
へとへと
こんな調子で、三国志全巻制覇はできるのか

2008年4月21日月曜日

ここに母あり

北野さき。


たけしのお母さんの自伝。
口調がたけしにそっくり。
そして例えが抜群に面白い。
記憶の明晰さも光る。
いい本だった

2008年4月20日日曜日

のだめカンタービレ1-20

二ノ宮知子

少女漫画なんだけど、どことなく冷めた感じがいい
クラシックに興味をもつ

爆笑問題集

爆笑問題(太田・文、田中・紙粘土)のTV Brosの連載をまとめたもの。
1995〜2006年の期間分、700ページを超すポリューム。
お腹いっぱい

かつて読んだものも多々あったが改めて読み直してみて、自分の人生がいかに太田の影響を受けてるかわかった。
特に黒澤明とかチャップリンとか向田邦子とか読書など、太田の文章をきっかけとして興味をもったのだ。
演劇始めたのも間接的には太田の影響だ。


あと今回まとまった形で読んで、太田の思想大系の輪郭が見えてきた。
当たり前だが単純な左翼ではない。
たけしもそうだけど、発言が地についている。
自分の頭で考えているのはもちろん、どう過ごして来たかの人生が見える。
だから政治の発言しても、考えるふりして何も考えてないワイドショーのくそ野郎どもと違って説得力がある。


さらに爆笑問題が好きになった

近代化と世間

阿部謹也

2008年4月19日土曜日

ルーキーズ(全24巻)

森田まさのり

「野球なめんなよ」とイライラしながら読んだ。
マンガの常套手段の繰り返しで、イライラ。
スラムダンクも似た感じだがあっちは何であんなに面白いんだろう。
多少、野球をかじってるから嘘に敏感になってしまうからか。
とりあえず高校野球やるなら髪切ってくれ、髪を染めるな、煙草を吸うな
どうせ嘘ならもっと思い切ってやって欲しい。
中途半端なリアリティに腹が立つ
あと絶対的なワル(引き立て役)はやめて欲しい

2008年4月17日木曜日

血と骨

長い

暴力シーンばっかり。
しかも色ついてるから少々うんざり
たけしの演技は素晴らしい
でも3-4x10月で見せた演技の方がより凶暴で狂気がみなぎっていた

ラストあたりの老人を演じるたけしはコントっぽく見えてしまった

2008年4月14日月曜日

生き方のスタイルを磨く

齋藤孝。


バルザックのスタイルが魅力的だった

なんとか力とか技化とかワンフレーズに集約するわかりやすさと断定表現が目立つ点において、どこか小泉に似ていると思った

ソナチネ

北野武監督


この作品のすごさがわからない

2008年4月13日日曜日

パラノイドパーク

ガス・ヴァン・サンド監督

時間軸ぐちゃぐちゃ
よくわからんかった
最初と最後は睡魔との闘いだった

2008年4月12日土曜日

もの食う人びと

辺見庸。

一流のジャーナリズムを感じた。
それでいて読物としてのエンタメ性が優れている。
文才によるものだろう。

チェルノブイリと従軍慰安婦の回が特に興味深かった。
あと文庫版あとがきも。

2008年4月8日火曜日

顔よ

作演出・三浦大輔

やはり圧巻。
胸騒ぎが止まらない。
例えば悪いが、レイプされた後のようにあまりの衝撃に、頭での理解が追いつかない状況だ。


軽くメモっとこ

顔=ある種人間における普遍的なコンプレックス(自我が存在→自分をみつめるということ)
「恋の渦」でもそうだったが醜いやつが最終的にはうまくいく(→虚栄心をとっぱらった現実をつきつけられるから)
三浦大輔の人間って馬鹿だろ、面白いだろ的な視線(→エゴの問題)
終わり方よかった(小市民の妄想系)→自我・自意識・エゴイズムの拡大
リアルであること→色をつけないこと→押し付けないこと

テレビ、携帯

達人にきけ!

ビートたけし対談集

2008年4月6日日曜日

自分探しが止まらない

速水健朗
ソフトバンク新書

溜飲が下がった
ただ批判がいきすぎて私怨を感じたのは残念
共感だけでは傷のなめあいだ

2008年4月5日土曜日

辺見庸講演会

死刑と日常ー闇の声あるいは想像の射程について

@九段会館


大いに啓発された
骨のある頑固おやじ

2008年4月1日火曜日