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2007年11月30日金曜日

塩狩峠

三浦綾子。
中盤まで、展開の面白さに引き込まれた。
しかし、次第に信仰への芽生えの話になってしまい、クリスチャンでない自分には興味が薄れていった。
でも事実を基にしていることをあとがきで知る。
ならば、こういうのもありだな。

2007年11月29日木曜日

EUREKA

@早稲田松竹

三時間半。
長い。
長いが、確かに途中飽きたが、それでも魅入ってしまう。
素晴らしい。
たけしに通ずる映像美。
セリフが少ないのがいいな。
セリフってのは所詮ウソだから、話せば話すほどウソになるってこと。
印象的なシーンが結構あった。
トントンとノックしてコミュニケーションとるとことか、あんちゃんをチャリの後ろにのせてグルグル回るとことか。
いとこの兄ちゃんの存在感が本当に良かった。
なんていうの、こういう旅に出るやつって好きだ。
ロードムービーってやつ。
ただオチが煙にまかれた感じ。
あと役所がセキしまくってた意味(結核?)

HELPLESS

@早稲田松竹

青山信治監督。
田舎の風景が好きだな。
あのヒッチハイクの旅でSAに向かう時に見た風景だ。
淡々と流れる時間。
変な感傷がなく暴力もドライ。
下手すると学生が撮りそうな安っぽい作品になってしまうが、そこら辺は劇場で公開されるような作品とギリギリのラインといったところ。
展開にオチがあったかは微妙だが、個人的には好きな作品

2007年11月26日月曜日

私は世界で嫌われる

ビートたけしのエッセイ。
再々読(くらい)。
ヴェネツィアで賞取ったあたり。

あの夏、いちばん静かな海

音楽聴いただけで泣きそうになり。
もはや条件反射。
すっかりファンだ。
これじゃあ批評ができないよう。

2007年11月24日土曜日

百鬼園随筆

内田百聞。
内容は借金とか学校(法政・士官学校)とか。
擬古文調のは多少面白かったが全体的にはいまひとつピンと来なかった。

2007年11月23日金曜日

陰日向に咲く

あっという間に(一時間半)で読んだ。
プロットがしっかりしていて安心して読める。
芸人だけあってネタ的要素が面白い。

『坊ちゃん』の時代第二部秋の舞姫

文学と漫画が見事に調和している。
今回は森鴎外が主人公。
なにより二葉亭四迷が魅力的だ。
これまでは単に言文一致のさきがけという知識しかなかった『浮雲』を是非読んでみたくなった。
このシリーズは第五部まである。全部読みたい

まあだだよ

黒澤明遺作。
最近、内田百聞を読んでるから観た。
ひどく老いた。
駄作もいいとこ。

(追記)
とはいえ、これを観た数日というものの、「オイチニ」の歌が頭の中を流れてしょうがなかった。

2007年11月22日木曜日

漫才病棟

再読。
ビートたけし芸人修業時代の話。
こんだけ切羽間って夢中で生活しているのに客観的に自分やその周辺を捉えられているのがすごい。
冷めているようでも物事の外にいるわけではなく主体的で、その辺の切り替えがすごいなって思う。
そしてそれの記憶力。
その場の雰囲気がよく出てる。
会話とかのディティールが優れている。

2007年11月20日火曜日

ハンナとその姉妹

どことなくウッディアレンと古畑は似ていると思った
ユーモアとか

2007年11月18日日曜日

2007年11月16日金曜日

タロットカード殺人事件

@立川シネマシティ
小さいけど、こじゃれてていい雰囲気だったな。
まさにおしゃれなヨーロッパ映画向けといった感じの。

面白かった。
オチはひどかった

流れる

成瀬已喜男監督。
まおさんのオススメで観た。
落ち目の置屋の話。

今昔物語(上下巻)

水木しげるの漫画。
オチが死んだり、やるとちんこなくなっちゃったりなかなかくだらなくて面白い。

落語と私

再読。

2007年11月15日木曜日

2007年11月14日水曜日

DOLLS

@西新井TOHOシネマズ

これで観たのは三回目。
ストーリーもちぐはぐな感じが。
らしくない。
映像美は素晴らしいが…。

なんだか素人くささが目立ったな。

生物と無生物の間

福岡伸一。

後半はちんぷんかんぷんだったな。

専門的すぎた。

文章は詩的な表現があって、それはなんか受験の時に読んだ英文っぽくて、こいつ外国かぶれなんだなと思ってしまった。

土方歳三 最後の一日

なんか退屈。
というのもやはり、司馬遼太郎の「燃えよ剣」から入ったせいもあるが、土方には「喧嘩師」的なものを求めてしまう。

新撰組!10-13

ようやく観終わった全49話。
二週間近くかかりました。

土方が全然鬼副長っぽくない。
泣くのもどうかと。
三谷に暴力的なキャラは描けない。
近藤も妾を抱えることに対しての人間くささとかを出して欲しかったな。
キャラが類型的であり、歴史上の人物を描くのに筆力不足。
ただ、創作である捨助(中村獅童)は非常に良かった。
新選組ものとしてはイマイチでした。

2007年11月9日金曜日

トリック劇場版2

ストーリーがめちゃくちゃだ。
サスペンスだし、「トリック」ってタイトルなんだからもう少しオチつけるのは論理的であって欲しい。

2007年11月8日木曜日

五反田団「生きてるものはいないか」

@アゴラ

面白かった。台本も買ってしまった。
今まで三回くらい五反田団を観ていてイマイチぴんとこなかったが、今回はビビっと来た。
役者が18人もいたがストーリーはわかりやすく、上手く使われていたと思う。
たぶん暇なときかなんかに役者が作ったであろう小ネタが効果的だった。
なにより今回は遊び心を感じた。
遊び心は大切だと痛感。
変な歌がかかりながら死ぬ時にはとてつもなく笑った。

2007年11月7日水曜日

新撰組!6-9

山南さんが死ぬ辺りはすごい密度。あれだけシリアスに、切ないシーンの連続は素晴らしい。その後の回は打って変わって三谷十八番のシチュエーションコメデイ。なんかここにきてようやく本領発揮の気がした。単に俺が、コメデイなんだこれ、と思い始めただけなのかもしれないが。
しかしなんでこんなに顔のアップショットばっかなのか。テレビドラマってこんな感じだっけか。

燃えよ剣(下)

再々読

2007年11月4日日曜日

「坊ちゃん」の時代

夏目漱石が「坊ちゃん」を作るまでを描いた作品。
漫画。
明治時代の空気感が感じられた。
文学とは娯楽ではなく、人生だ。