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2007年6月26日火曜日

キッズリターン

また観ちまった。
今回は最後まで見たけど、最近は寝るときにつけっぱにしてたりしてたから前半のほうはセリフを覚えてきた。
毎日この映画のサントラを出かけるときに聴いてる。
もはや俺のテーマ映画になった来た。

立川談志「道灌」

ブラック・ジャック15

うぶめの夏

京極夏彦著。
飽きなかったが、展開が変わりすぎて混乱。

2007年6月20日水曜日

枝雀「千両みかん」

流暢な関西弁。
大げさな所作の演技らしいから見る落語なのかも。

2007年6月18日月曜日

風の谷のナウシカ(四)

だいぶぎちゃごちゃしてきた。
人間と環境破壊がテーマのようだ。
説教くさいのは嫌だ。
環境破壊か。
それを糾弾するなら人間殺せってことだ。
人間は生きてはいけないんですか?

円楽「厩火事」

アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイス著。
ひどいの一言。
障害者=被害者=いい人っていう歪んだエゴの押し付け。
何が手術で天才になっただよ。
じゃあ自分で退行しない術を考えてみろってんだ。
勉強や語学ができるだけで天才って考えが気にくわない。
仮に天才だとしても、天才になってダメになるんなら元の人間がダメなヤツなんだ。
人のせいにすんな。
あれだね、受験勉強でダメになったってやつ。
それで受験が悪いとかギャーギャー言い出す。
そんなヤツは受験じゃなくてもダメになるヤツなんだ。
何かって人のせいにしたがる。
こんな風に筆者の発想がデキの悪い中学生レベル。
夏休みの宿題の人権作文にでも応募してな。
お涙頂戴ものらしいがこんなもの読んで泣くやつは信じられない。
偽善だよ。

タイガー&ドラゴン(五、六話)

落語とそれに因んだ筋ってアイディアは面白いと思うしその試みも成功しているんだが、いまひとつ作品としては面白い味に欠ける。

桂文楽「船徳」

ストイック過ぎていまひとつ親しみづらい。

2007年6月16日土曜日

騒動舎新人公演

まおさんのダンスって地味に面白い。笑いかたはすごすぎたな。
りょーこさんは舞台上で演技しない姿を見てみたい
ラストの映像はエムキチっぽかった

(追記)
アンケートに「芝居の法則を無視しているのがよい。意図的なら」というものがあり、まさにその通りだと思った。
あの芝居そのものをあざ笑う軽快さ、それが騒動舎の最大の魅力である。
だが同時に「押さえるとこを押さえなければわかりづらい」という指摘どおりに全体的にだるい感じが惜しい。
しかし、怪物の原石には間違いない。
いつも騒動舎の芝居(?)を見るたびに芝居について考えさせられる逆説。
軽薄さの中の真実を俺は好む。

2007年6月15日金曜日

タイガー&ドラゴン(三、四話)

SEIREN MUSICAL PROJECT 特別企画公演『SEIREN WA-CHA-CHA 2U!!』

@早稲田学生会館
早稲田のインカレサークルSEIRENの特別企画公演(らしい)。
なんと80人出演。。
有名ミュージカルのダイジェスト。
内容はともかく、結構笑った。
ネタが結構思いついた。
ラスト薄暗い中、80人全員が出てくるところはすげえ威圧感だった。
最初は三十三間堂だと思ったが、出てくるわ次から次に。
あのクラスは中国の兵馬俑並だ。

「崇徳院」「三枚起請」

「崇徳院」
円楽師匠。
もはや名人円楽にハマった。

「三枚起請」
志ん朝師匠。

カラマーゾフの兄弟(2)

ついに来た大審問官。
しかしながら昔読んだはずなのに何にも覚えていないとは情けない。

2007年6月14日木曜日

風の谷のナウシカ(三)

「藪入り」「らくだ」

「藪入り」
円楽師匠。
いい話だ。
泣きそうになったよ。
おとっつぁんがいいんだな。
きっぷがよくておっちょこちょいで。
泣き笑いってのはホントにいいなあ。
これは絶品。

「らくだ」
談志師匠。

「松本」の「遺書」

映画でもそうだが、たけしとの差がもろに出た感じだ。
たけしには自己批判性があるが(本の中において)まっちゃんにはない。
虚勢張ってるようにしかみえない。
けど、お笑いではしっかり仕事やって実績あるからたいしたもんだ。
好き嫌いしかない本だが俺は嫌い。
まっちゃんの生き方は好き。
まっちゃんのお笑いは理解できない。
感性が合わないもんは仕方ない。
最近はいじり芸しかやってないから残念です。

タイガー&ドラゴン(一、二話)

落語をカジュアルに知るために見る

「芝浜」「目黒のさんま」「厩火事」

最近落語に凝ってる。
ツタヤで借りたCDをipod shuffleに落として聴く。

「芝浜」
談志師匠。
これはもう声と間が絶妙。
特に妻の声。
具体的な場面で言うと、仕事場の準備が出来ているというところの間髪いれずにいうところ。
そして最後に妻が全てを打ち明けるシーンでは泣きそうになってしまった。
フィクションである演技でこれだけ泣きそうになるなんて新鮮だ。
今日、一人エチュードをやって自分の演技力のなさを痛感して凹んだが、常に一人芝居である落語ってのは改めてすごいと思った。
ちなみに一人エチュードではいかに他の人がつまらなくても素直にバカに出来ない。
なぜなら自分がその場に立ったことを想像してしまうからだ。
あの誰も頼れない不安定さ、失敗したときのみじめさ、しらけた時の恐怖。
これはやった人にしかわからない。
しかし、作りこむことの大切さを知るのもこのときである。
笑いってのは恐怖だ。
そのことを体験してる人を俺は信頼する。

「目黒のさんま」
円楽師匠。
若き日の円楽師匠。
当たり前だが声が若い。
しゃべり方が優しい。
殿様の声はあんま好きじゃなかったな、単調で。
まあそこは世間知らずの愚かな殿様を目指したのかもしれないが。

「厩火事」
志ん朝師匠。
妻が面白かった。
早とちりでおバカで。

2007年6月13日水曜日

クドカンがキッズリターンに出演

松尾スズキが編集長を務める雑誌で判明。
クドカンの映画デビューらしい。
どこに出てんだあ

2007年6月11日月曜日

寄席@鈴本演芸場(上野)

寄席ってのは落語、それも古典落語やるっていうイメージが勝手にあったが違った。
もちろん落語がメインだが、曲芸あり手品あり漫才あり。
落語ってのも創作落語だったり単に焼肉について語ったりと下らなくてのんきで面白い。
いい大人がくだらないことを一生懸命やってる感じ。
親・親戚からは煙たがれちゃうだろうけど、どうしても好きだからやってますってのがいいなあ。
客席はスカスカだけど牧歌的だった。
なんと言ってもライブ感だな。
常に客席を巻き込む形で進む。
学生演劇でありがちなやりっぱなしとは違う。
なんかとてもいい世界を知った気がする。

2007年6月10日日曜日

宝生会・月並能

@宝生能楽堂(水道橋)
・水汲み(狂言)
・籠太鼓(能)
・来殿(能)

ほとんど寝ちまった。
しかも観てて眠ったというより、つまらなそうだから意識的に眠りに落ちた。
ごめんなさい。
せっかくだから最後の20分くらいだけ観た。
つまらなくて飽きた。
周りを見回すとじいさんばあさんばっかり。
内容を本当に理解しているのか疑問だ。
人に会うのを目的にしているようにも思える。
通は楽しめるんだろうが、とにかく最大の障害はセリフだ。
狂言は少し聞こえるが能に関してはセリフが全く聞こえない。
もはやお経の世界。
でも理解できないからってありがたがる必要はない。

2007年6月8日金曜日

大日本人

三倍速でみたい。
無駄が多く展開が小津並に遅い。
ところどころディティールにも凝ったいい笑いがあったが、少な過ぎて笑えない。
笑いの密度が少なすぎ。
映画じゃなくてテレビでいい気がした。
楽屋オチでした

僕は馬鹿になった

ビートたけし詩集。
詩っぽくない。
格言のようだ。
珍しく自分をさらけ出してる。
時にはこちらが恥ずかしくなるくらいに。
でもすごくいい。
洞察力の鋭さ、優しさ、虚無感、悲哀がみなぎっている。
たけしの思想のヒントが詰まっててそれらは映画を読み解く上で重要になろう。
よかった詩。
「魔法の言葉」「TEL」「ランナー」「パンツを脱いだサル」「孤独」「友達」「進歩」「理由」「社会生活」「同居人」「未練」「芸人」「タイムマシーン」「神」
これら一つ一つにポストイット張ってったらポストイットだらけになってしまった。

2007年6月7日木曜日

2007年6月6日水曜日

ファイナルファンタジックスーパーノーフラット

劇団、本谷有紀子。
@吉祥寺シアター。

知り合いが出ているので感想は気を使うな。
えー、よくできた芝居だと思いました。
女の子の恋したい、愛されたい的自意識のデフレをファンタジックに切なく描いた作品でした。
そんな印象。
観劇後に飲み屋に言って友人からいろいろ芝居の筋を聞いて、ああ、そうだったんだとの発見が多々あり、なんとかストーリーを理解することができました。
自分の興味がないものは情報をシャットアウトしてしまうという「バカの壁」が見事に機能した例でした。
前頭葉に問題があるのでしょうか。
忍耐力が弱い。
反省しよう。
物事はまず「理解」することが大事である。
そして我慢を覚えよう。

以下、自分の芝居嫌いについて。
私はつくづく芝居が嫌いなんだと思いました。
開始五分も立たないうちに飽きてしまい、早く終われと思い続け、うとうとしたり、暗転中は当然のごとく友人にちょっかいだしました。
しっかり演劇やってるなと思った瞬間に私は飽きます。
定番が大っ嫌いなのです。
壊したい、壊れてしまえ、という破壊願望が生まれるのです。
「コインロッカーズベイビー」にもありましたが全てのものは余計なのです。
知能や文化などなくてもいい。
壊すべきものなのです。
なので気恥ずかしいことをしたり顔でされるととてもいたたまれなくなります。
ロクなことやってないよ、あんたら。
その点、落語ってのいい。
前に何かの本で読んだのですが、落語のオチってのは駄洒落だったりしてとにかくくだらない。
そしてオチってのは現実世界に落とす(戻す)ってことでもあるらしい。
つまり、それまで話芸で観客をその世界に巻き込んでおいて最後につきはなす。
最後に客は、ああ、気持ちよく騙された、と思うわけであります。
そのたかが空想、たかが落語ってとこがよい。
最近とみにくだらなさに魅かれる。
真面目なことを真面目にやってる人をみると馬鹿にしちゃう。
自分で何かやらなきゃ。
人の悪口ばっかじゃクズ評論家だ。

バカの壁

養老孟司のベストセラーを再読。
最近とみに感じるバカの壁。
同じものを見ているようでも誰しも見方・感じ方が違う。
共通了解ってのは仮想のものなんだろうか

嫌われ松子の一生

いやあ飽きちゃったよ、30分くらいで。
画はすごくキレイでしたね。
とってもカラフル、きらびやか。
だけど、これが段々馴れてくるとけばく感じるんだな。
キャバ嬢見てるようなもんだ。
装飾しすぎた・作りすぎた美であって、なんかこう、片付けしたといって隣の部屋に全部押し込んだ的な嫌らしさ、または、甘ったるいケーキを食い続けるみたいなそんな重さがある。
全部の画にインパクトがありすぎて疲れてしまう。
監督の方はCM出身らしいんですがその手法で全部映画にしちゃった的な感じです。
前作の下妻物語は良かったのにな。
でも、この作品もスクリーンで見たら違う気が。
ミュージカルのシーンとか結構気に入った。

座頭市

北野武唯一の大ヒット作。
悪い言い方すると一般ウケ狙った作品。
めずらしく劇的要素盛り沢山。
もっともエンタメ路線に走った作品。
たけし作品としても異色 、時代劇としても異色。
一発で決着つくのはいいな。
あざとい演劇の殺陣よろしくいつまでもチャンバラごっこやられたら殺気が消えてしまう。
予定調和はごめんだ。
刀を鞘から抜いた際に間違って切りつけてしまうってのもあったが、これは一見ギャグでもあるけど、刀ってのは危ないもんってのがわかって実によい。
刃物ってのは意識なしでも切れてしまうものだ。
当たり前だが、今までの映画にはない新しい現象だ。
しかしながら、キタニストの俺としてはこの作品だけ見てたけし映画が好きってやつを認められない。
ついそんなつまらない意地を張ってしまう。

2007年6月5日火曜日

狐狸庵うちあけばなし

遠藤周作のエッセイ。
はげ、病弱、三浪、猿に惚れられる、などなど面白エピソード満載!

3-4x10 月

ビートたけし第二回監督作品。
「三対四エックス十月」と読む。

たけしは主役じゃないんだが圧倒的な存在感。
マジで怖い。
これすげーな。
キタノブルーとかはあまり見られないけど、時折すごい画がある。
たけしの役の凶暴さは、人類の業だよ。
何で今人間は生きてるのかって言ったら人殺したり女犯したりしてきたからだ。
そういったやつらの子孫なんだよ、俺たち。
きれいごといっても始まらない。
ありのままの現実を見せ付けられてタジタジするしかなった。
ショックだよ、この映画は。
いかに日常生活が真実を隠蔽するものか思い知った。
しかしながらこのタイトル、そして終わり方が謎だ。
逆転満塁ホームランってことかな、このスコアは。
4点取ってるし。
なんかよくわからないだけあってさらに不気味度が増す。
カルト映画だ。

ブラック・ジャック14

2007年6月4日月曜日

ATMでおろしたお金を取り忘れた

4千円。
どうも財布の中身が少ないと思ったわけだ。
信じられないミスをした。
音楽聴きながらだったのがいけなかった。
しかしながら、DMで通知が来た。
親切な郵便局。

2007年6月3日日曜日

アートで候。 会田誠 山口晃展

上野の森美術館。

伝統的な大和絵を踏襲していながらそれを現代的感性で描く作品。
二人は現代の大和絵師だ。
感動したよ。
これだよ待っていたのは。
芸術ってのは生まれ育ったその国の風土から発生するもんだというのが私の持論。
欧米の猿真似ばっかしてるやつが芸術家を気取るのがはびこってて(日本人がそんなもんわかるかよ。日本人がやっても似合わねえんだよ的なもの。例えば日本でやるシェイクスピアとかブロードウェイの西洋演劇)、大衆も概ねそれを支持している感じにうんざりしていたのでこの二人の存在を知ってとても嬉しかった。
単なる伝統主義とも違う。
この国で生まれその国の風土が作ったワクからの出発点があって、その立脚から表現で自己で拡大していこうとするところに芸術が生まれる。
猿真似では足場がない。
宙ぶらりんだからエネルギーがない。

放課後

東野圭吾。
ミステリってのは非常に論理的で勉強になる。
しかもこの作品はとても面白かった。
捨てトリックっていう発想は面白いな。
東野圭吾の差別・偏見を嫌い、筋を通そうとする男気がかっこいい(東野圭吾は左目がみえない)。

2007年6月2日土曜日

監督ばんざい

上演予告が15分もありやがった。
ふざけんな!
NHKは受信料あるからCMないんだろ。
なんで1500円も払ってCMみなきゃいけねえんだ。

と、初めはイラついたが映画は良かった。
北野武監督、13作品目。
映画館で観てよかった。
色々思いすぎて一度には書ききれないが、とにかく遊び心があって好きだ。
たけしが好きだ。
とても共感するとこがあった。
監督ばんざい!


以下、思ったことを断片的に。

・カンヌで世界の映画監督30人でつくる短編集のひとつとして上演された作品。
さあどうなるのかな、と思ったとこで終了。
あっけなさすぎ、面白くなかったな。
起承転結の「起」と「承」で終わっちゃった感じ。
しかし、作品中で上演される「キッズリターン」が抜群にかっこいいんだな。
一度、劇場で見たい。
音楽がとくにかっこいい。
耳に残る。

・たけし自身が言っていたように、構えずに何の意味もないくだらない映画として笑うつもりで見ようとしたがうまくいかなかった。
ほとんどはくだらない感じだし、ラストなんかはもうめんどくさくなってチャンチャンって感じなのだが、どうしてもたけしの人形が出てくるところを見ると深読みしてしまう。
あのバイク事故で自分の肉体のことをボロボロになった人形って言ってたことが思い出される。
あと定番の考えだと、「ビートたけし」と「北野武」って奴。
大体殴られるのは人形だったから、単に痛いのが嫌で人形使ってたのかもなんて考えたり。

・よく笑った映画だった。
一番笑ったのは、何と言ってもラーメン屋でのプロレス。
しかも蝶野ってのが最高だ。
何言ってるんだかわからない。
しかもコワモテでその通りに強い。
やっぱりプロレスはネタになる。

2007年6月1日金曜日

神様のボート

江国香織の長編。
あのひとって桃井センセーじゃなかったの?
最後になって勘違い疑惑浮上。

感想。
短編よりも長編のほうがまし。
巻末の解説のヨイショしてるやつらが許せない。
とかく江国香織は好きな人は好き(なはず)。
俺は嫌い。
この人は文学じゃなくてファッション。
妄想に近い。
非常に表面的です。
勝手にやってください、って感じ。

カラマーゾフの兄弟(1)

光文社新訳古典文庫。
驚くほど読みやすい。
字がでかい&注釈がないだけでこれほど違うとは。

大学は出たけれど

小津安次郎の有名な映画。
弁士がよかった。初体験。
ホントはもっと長いはずらしいが15分足らずで終わっていた。
大学は出たけれど就職できない、なんて身につまされるよ全く。