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2007年5月3日木曜日

火の鳥(日本の過去全部)

手塚治虫は読むたびに新しい発見がある。
マンガ界の夏目漱石みたいなもんだ。
しかし火の鳥ってのは素晴らしく面白い。
その血を飲めば永遠の命を手に入れられるという火の鳥を求めて、時の権力者たちが人々を翻弄する。
権力者たちの哀れな末路。
なんと因果なことか。
これをうまく歴史に絡めて描く。
歴史もこのような永遠の命をめぐるという「原理」で展開されていると思うと不思議なもんだ。
そして妙なリアリティがある。

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